2hours

2007年8月24日 恋愛
2年ぶりの逢瀬。
想像していたのとぜんぜん違う、普通のカッコで現れたあなた。

電話の声を聞いて、慌ててコンビニを出る。

でも、見つからない。

よそを見ながら携帯で話すあなたを見つけられなかった自分に、ちょっとへこむ。

時間がない。

そのままあなたの泊まっている部屋へ。
お茶を買って、部屋に入って、私はいすに、あなたはベッドにそれぞれ座り、普通の会話。

その距離感が、妙に落ち着いていて、世間話だけで帰ってしまいそうな雰囲気。

でも、そんなことは無かったのだけど。

あなたがテレビをつけて、見やすい場所へと思い、私がとなりに移動したとたん、口をふさがれて、そのまま倒された。

そのまま、ず〜っとキスをして。
髭があごに当たって痛いと言いながら、キスをして。

「最近のセックスはいつだった?」
「他の男とも、こういう風にしてるんだろ?」
「俺の女なのに」
「何度でも逝ったらいい」

あなたの言葉に感じたり、心がチクっと痛んだり。
でもね、やっぱり大好きよ。

2年ぶり、2回目の逢瀬は、濃厚で甘いだけじゃなく、ちょっと苦いものだった。

2時間はあっという間。
外に出ると凄い夕立。
慌てて、傘を借りてきてくれるあなた。
駅の入り口はすぐそこなのに、優しいね。

改札まで送ってくれて、見えなくなるまで見ていてくれて。
ありがとね。

また逢えるよね。



忘れないうちに記しておかないと。

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